ほうとう、天河伝説殺人事件


内田康夫さんが休筆宣言 未完の小説、完結編は公募で

「浅見光彦シリーズ」などで知られる作家、内田康夫さん(82)が、休筆宣言をした。2015年夏に脳梗塞(こうそく)に倒れ、小説執筆が難しくなったという。同シリーズとして毎日新聞夕刊に連載中に中断していた小説「孤道」は未完のまま刊行する一方、続編を公募して完結させることになった。


浅見光彦シリーズは大学時代によく読んでいた。
旅情ミステリー、いわゆる”ご当地モノ”だが、
作品が進むにつれて社会や地元行政に対する批判精神に富んだ筆致を強めていった。

そしてついに『日蓮伝説殺人事件』では
作品の舞台となった山梨県の名物であるほうとうをマズいと貶してしまう。

私は読んでいて「こんなこと書いて大丈夫かなあ」と思ったものだが
やはり大丈夫ではなかったようで、かなりの量の抗議が寄せられたそうだ。

ご当地モノとしては最大のタブーを犯してしまった。
本が現地で売れれば売れるほど抗議が殺到するというマゾヒズム。


当時はまだネットがない時代だったけど
今だったら大炎上で作家生命すら危うかったかもしれない。

それ以来、山梨名物ほうとう=マズイが頭にこびりついて離れなかったのだが
それはひらがな4文字でしかなく、現物を目にしたことは一度もなかった。



なるほど、これがあのマズいとされる”ほうとう”ですか・・・。



内田作品と言えば、やはり『天河伝説殺人事件』でしょうか。
本作の映画は、録画して何度も見ていた(今となっては記憶はおぼろげだが)。

角川映画-市川崑-岸恵子とくると

①悪魔の手毬唄(横溝正史・1977) → 殺人罪
②女王蜂(横溝正史・1978) → 殺人罪
③天河伝説殺人事件(内田康夫・1991) → 殺人罪

岸恵子が出演する全ての作品で殺人罪を犯している(女王蜂だけ少し違うものの)。
本作品でも軽快にコロシを重ねていく。

角川映画で岸恵子が出てきたら、「ああこの人、犯人だな」と思って間違いない。



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数年勤めた会社を辞めて、某資格受験生活に入るも挫折したまま三十路をいくつか超えた無職。いい加減何とかしたいが、まだ何とかなると余裕があったりで、資格の勉強+ケータイ無しの直感のみでせどりする日々。あくまで、息抜き・趣味・リハビリとしてのセドリなので、売上はショボいです。

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